羊を飼って、羊毛を紡いで、織っている師匠に出会いました。
羊に会える教室・・・楽しくウールを織っています。
日本の美しい文様、女達の手仕事から生まれた織物。
虫に食われて布としては使えない物や、
何度も水をくぐってとろとろとした布は、裂き織りにして残しました。

友達が裂き織りを織ったので、バッグにしたいという。
今まで手芸に全く興味が無かったという彼女の変身ぶりが嬉しくて、あれこれ試行錯誤の結果できあがりました。。
習い物の道具を入れるので、肩から掛けられて丈夫にとご希望でした。
底にマチを入れて、幅広のテープをしっかり付けました。
裂きおりは切ってほどけてしまうと困るので、内袋を付けて裏側を工夫しました。
表布は、極楽母から頂いてあったナイロンの光沢のある丈夫な生地です。
足踏みのミシンは、しっかりと働いてくれています。

裂き織りをアクセントにした巾着袋。
昔、お世話になった友達のお母さんに、敬老の日のプレゼントにします。
私の母は、田舎に嫁いで農作業をしました。
友達のお母さんは、綺麗な着物を縫って居ました。
自分の母親が粗野に見えて・・・
でも、大人になって知ったのは、友達のお母さんも賃仕事をして生活を支えていた事。
2人とも、歳を重ねて身体のあちこちがままならないようになりました。
外出を好まないと言う友達のお母さんに、敬老の日のささやかなプレゼント!

母が嫁いできた時の花嫁衣装の襦袢が、色褪せもせずに出てきた。
でも、悲しいかな小さな虫食いが発生。
思い切って、裂き織りにしてみたら、にぎやかな宴の席が浮かび上がるような織物になりました。
組み合わせたのは、やはり婚礼衣装だったという着物から頂きました。
昭和17.8年に隣町から嫁いできた母は、木炭自動車に乗ってきたという。その当時は、馬に乗って嫁いだ友達も居るという。
古いタンスから見つけた着物を前に思い出話。

亡くなった父の衣類の整理をしていたら、父の祝い着だという碧い縮緬の小さな着物が出てきた。
小さな着物の背中に家紋である下がり藤が染められ、裾まわりには、花や草が刺繍されていた。
存命ならば、今年は87歳になるのだから、この着物は87年前の職人の仕事という事である。
しぼの高い縮緬は洗ってみたら色落ちが激しかった。
こんな形に変えて、身近に置いてなつかしい人を忍んでいる。